看板(禅武拳法道場) |
禅武拳法における極意(コツ) 筆者 田島武臣 5)梃子の理 梃子の理の原理については図13を参照してもらいたい。禅武拳法の技の中では相手の重心を持ち上げるために用いられている。また、特に抜き技について説明する。栓抜きという道具をよく見ていただきたい。最小の力でビール瓶などを簡単に抜くことができる。禅武拳法の抜き技はすべてこの方法を用いている。 6)車の理(遠心力の利用) 遠心力とはバケツに水を入れてすばやく回すとこぼれない現象やスピードを出した車が急に曲がると、外側へ投げ出されそうになる現象である。禅武拳法では掛手がその場で回転すると相手は遠心力の作用で横方向に力が伝わる。この横方向のエネルギーを相手に伝えるのは重要である。本来崩しというのは相手の重心を思い通りに移動させ、さらにもう一つの力(遠心力)で投げている(図14)。 投げるといっても、実はそう遠くに投げているわけではない。せいぜい2メートルぐらいだし、そんなに遠くへ投げ飛ばす掛手はむしろ下手である。なぜなら、無駄なエネルギーを相手に加えないと遠くへは飛ばない。実は投げというのは重力に逆らわらず相手の重心を中心として回転させて落としているのに過ぎないと私は考えている。また、遠心力の詳細な解説は難しいので図15を見て汲み取ってください。 図13.梃子の理と抜き技 図14.車の理(遠心力)による二次元の崩し 図15.車の理(遠心力)による三次元の投げ |
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